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サザンクロスツーリング:第48話
 投稿日 2002年04月14日(日)04時54分

 

 

9/29
マタランカの温泉でゆっくりして11:00頃スタート。
XTの彼も一緒。
しばらく走って、日差しがきつくなったのでサングラスを
しようと思うと無い。キャンプ場に落としたかもしれない。
XTには先に行ってもらい一旦マタランカまで10kmぐらい戻る。
無事サングラスを見つけて再スタート。XTを追走。
昨日からスピード出せなかったので爽快にとばした。
でも一度離れるとそうそう追いつかないもの。
とうとう追いつかないままKatherineまで着いてしまった。
仕方ないので、彼との同行もここまでか、と思って
給油しているとXTがやってきた。どこかで抜いてしまった
らしい。といっても完全な1本道。どうやらわき道に入って
なんとか洞窟みたいのを見てきたらしい。
ひたすら進むだけの僕と違い、ちゃんと見るとこ見てるなぁ。

Katherineからはまた昨日といっしょ、100kmごとに休憩を
取りながらの走り。PineCreek、AdelaideRiverと休憩を取り
XTと一緒に進む。
昨日も死にそうに暑かったが、Katherineを過ぎてからの暑さは
今までに経験したことのない猛烈な暑さ。地面近くでは50℃近い。
昨日よりもっと辛かった。特にPineCreek〜AdelaideRiverが最も
つらかった。水筒の水を足にかけながらの走り。上半身にも水を
かけて走るが、一瞬気化する時に涼しいだけで、すぐに余計に
暑く感じることが分かってやめた。風よけのウィンドブレーカー
を着たほうが、熱風がこない分だけ涼しい。
厚着したほうが涼しいなんて初めて。

AdelaideRiverで給油後、出発してしばらくして、
なんか背中が涼しいというかスースーする。
あ、しまった。背中の大切なリュックを忘れてきた。
現金やらパスポートやらカードやら入った大切なバック。
またも引き返し10kmほど戻る。AdelaideRiverに着くと、
スタンドのおじさんが、あっ、という顔をして家に入っていき、
ほらこれだろ、中身は一切見ていないから一応確認しなさい、
と言って渡してくれた。
「お前が出発してふと見るとこれが落ちてて、きっと戻って
くるだろうと取っておいたんだ。何か盗んだりはしていないよ」
というようなことを話してくれたような気がするが、
早口で英語が分からなかった。もちろん中身は大丈夫だった。
しかしどうも暑さでボケているのか、ぼうっとしている。
サングラス落としたのと違ってさすがにあせった。パスポート
なくすと、期限が迫っているビザ延長がややこしくなりそうだし。

さて、おじさんにお礼を行って再スタート。
またもXTを追いかけるが、またもなかなか追いつけない。
でも彼と一緒だとスピードが出せなくて少しじれったいので
ちょうどよかったかもしれない、と思いながら飛ばした。
必死で追走してる間はそれほど暑さも感じなくて疲れなかった。
でも停まってる時より走ってるほうが暑い。変な感じだ。
Darwinの手前30kmほどの地点でやっとXTに追いつく。
追いついたと思ったら、Darwin手前25kmで燃料リザーブに。
どうも燃費が悪い。予想の距離まで走らない。
今日は飛ばしたし、エアクリーナがかなり砂を吸い込んでる
だろうし、そのせいかなぁ。

Darwinは大きな町。といってももちろん日本の都市と比べれば
小さい小さい小さーいほうの町だ。一応NorthenTerritoryの州都。
でもNorthenTerritoryは正式には州じゃないから、なに都っていうのかな。
町ではキャンプ場ではなくユースに向かう。途中で場所を聞きながら
ユースに無事到着。部屋までの荷物運びでさらにおもいっきり疲れた。
今日もバイク旅行をやめたくなるぐらい本当に暑くて苦しい1日だった。
XTの彼はスピードも出ないし風もまとも受けるし、たぶんもっと苦しかったろう。

Darwinで早速、AliceSpringsで別れたユウイチ君と再会。もうここに5日ほど
いるとのこと。夕飯はユース前のシンガポール料理をTakeAway。
内陸と違い夜でも暖かいDarwin。なんとなく不気味なユースの部屋で眠った。

*********************************************************
9/29 MatalankaHotSprings〜Darwin
走行
435km
給油
8.35L(Katherine 126km)
4.90L(PineCreek 98km)
シドニーから
11795km
*********************************************************

 

   
 

 

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