さて番外編3は、ちょっと驚いたことを少々。
長いツーリングの合間には、こんなこともある。
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ケアンズ滞在中の9/10頃。長逗留中のホテル SIESTA で。
6人相部屋なのだが、朝寝坊してふと向かいのベッドを見ると、
日本人らしき男性が新入りで早朝に入室したらしく、
朝からいきなり寝ていた。疲れていたのだろうか。
夕方になって起きてきた彼。
「こんにちわ、日本の方ですよね」
なんて言葉を掛け合ったが、お互い神妙な雰囲気。
う〜ん、どうもどこかで見たことある人だと思っていたら、
なんと東京のワーキングホリデー事務所で知り合い、
一緒に食事までしたことのあるY君ではないか!
こんなとこで会うとは思わないから、なかなか気付かなかった。
「Y君じゃない?!」「え?阿久津君?!」
とまあ、こんな再会もあったりして、なんという偶然か。
同じ国、同じ町、同じホテル、同じ部屋の隣のベッドに!
せ、狭いもんだな世界なんて。。。
Y君は日本からヤマハ400ccオンロードバイクを
国際ナンバーを取得してオーストラリアに持ち込み、
愛車でツーリングをしているのだった。
まあ一応前もって彼がオーストラリアに来ることはわかっていた。
と思っていたらさらにこんなこともあったのだ。
同じケアンズ滞在中のある日の昼下がり。
いつものようにエスプラネードで海を眺めていると
日本語が聞こえてきた。
ケアンズには日本人が非常に多く特に日本語に驚くことはないのだが、
この時ばかりは驚いた。
いきなり、
「あのう、阿久津先輩ですか?」
な、なに!*@?
こ、この女の子、俺を知っている。。
「あのう、Kですけど、、、わかります?K子です」
「???」
「やっぱり阿久津先輩だ。びっくりしたー!」
「@@@」
「こっち来てたんですね!」
「!!!」
こ、この野郎、びっくりするのはこっちじゃねーか!
中学の後輩、しかも弓道部で俺が手取り足取り教えた、
あのK子ちゃんではないか!
いやいやこれには驚いた。
オーストラリアに全く関係ない友人である。
ウチの中学なんて、人口2万人そこそこの小さな田舎町の
たった1つしかない中学校だ。
いやいや、ほんとに驚いた。。。
ちなみにこの半年後、僕がシドニーの郵便局に局留めの手紙を
受取りに行くと、なんと僕の前にこのK子ちゃんが並んでたりして、
妙な再会を繰り返したりする。
大陸は広いが、長期滞在者が訪れる場所はある程度限られているのか。
狭いようで広く、広いようで狭い人間社会なのだ。
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