サザンクロスツーリング第2章
怒涛の内陸突破編スタート!(ってほどでもないけど)
この時バイクのオドメータは6530km。
9/16
いつまでもこうしてリゾートしているわけにはいかない。
先はまだ2万キロ。今日こそは内陸に向かって出発だ!
しかし金曜出発はちと不安だった。
日本と違って月曜までほとんどの店がやってないから、
なんかトラブった時困る。ま、なんとかなるか。
とうとう1ヶ月近くはまってしまったケアンズを出る決心をした。
Y氏達もケアンズの楽園生活にはまり2週間以上ここにいる。
そのY氏、Yさん、Kさん、Y子殿と再会の約束をし、
住み慣れたエスプラネードを出発した。
また1人になった。
大陸を半時計回りに西へ向かうためには、
ケアンズからほぼ真西にケープヨークの付け根を横断し、
大陸北岸沿いの国道1号線を進むルートもあるようなのだが、
ケアンズ滞在中にで調べておいた情報によると、
国道1号線の北部部分はまだ未完成の国道で、
ところどころ途切れては、その度にジャングルの中を走ったり、
橋の無い河を渡ったりする暑い暑いルートということだった。
無類のダート好き高温多湿好きならいいのだが、
あまり一般的に使われるルートではないらしい。
もちろんガソリンスタンド間の距離も長く危険だと。
しかも、大の苦手のトカゲ君やクロコダイル君も
じゃんじゃんいるらしい。そりゃ駄目だ。
一旦南に350kmほどタウンズビルまで戻り、
そこから真西へ一直線に内陸へ向かう舗装道路が
一般的な旅行者や長距離バスのルートになっている。
ということで、南下してタウンズビルに向かう。
20日前に数日滞在した慣れた町なので気が楽だ。
ケープヨークのダートを走ってきたこともあり、
ダートには少し慣れてきていたが、まだ全然下手くそ。
一旦停止の交差点で左右を見ながらゆっくり進んだりすると
ふらふらして転けそうになる、そういう程度である。
町乗り=教習所で教わるような走り方は全然なっちゃいない。
だって教習所行ったことないんだもん。荷物も50kgぐらいあるし。
考えてみると片側1車線の道路ではUターンできねーな。
ふっ、まぁいっか。Uターンなんて、、、しなきゃいいのだ。
道中は相変わらず暑かった。
熱帯気候の湿った空気の中、サトウキビ畑が延々と続くと、
あの甘いような青臭いような草の臭いが余計暑く感じさせた。
またしてもヘルメットの中で頭がかゆくて仕方ない。
頭洗ってないわけじゃないのに、なーぜこんなにかゆくなるのー。
と感じつつもトランザルプは順調に走り、中間地点のInghamまで来た。
2週間前、ラフティングをしにバスツアーでここへ来たが、
あの時は英国人のキャッシーが親切にいろいろ教えてくれて楽しかった。
以前複数人で来た町に1人で来ると、なんか淋しいもんである。
Inghamで給油してさらに南下。もうタウンズビルまで150km程度だ。
日本の比ではないが、それでも数分に1台はすれ違うぐらいの交通量。
それなりに車はたくさん走っている。
とにかく広いなぁ広いなぁと感じている東海岸なんだけど、
内陸を走ってきたライダーに聞いている話では、
東海岸を走っただけで広さなんて語れないよ、と口々に言う。
内陸は東海岸に比べたら人も車も全然少なくて、
面積の広さに加えて、だーれもいないって雰囲気自体が、
広大というより、荒涼とした広さを感じさせてくれるのだと。
そんな皆の言葉を思い出しながら、無事タウンズビルに到着。
しばらく人間生活にはまり続けたケアンズを出た初日だけに
早速寂しくなってきてしまった。350kmしか走ってないけど、
今日はここで泊まり。安宿を捜しに少し走り回ったが、
結局以前と同じPacificCoastBuggetAccomodationに決めた。
明日は土曜でもやっている町外れのバイク屋さんまで出掛け
オイル交換などをして、内陸への出発は明後日にする。
局留めの手紙を受取に行くとシドニーにいるA美さんから
バースデイカードが届いていた。
うれしいやらシドニーが懐かしいやら淋しいやら、
ちょっち泣きそうになった。
早速返事を書いていてふと思った。
既に9月半ばかぁ。ビザ延長を11月にシドニーで行うには、
どう考えても半月以上予定から遅れてしまった。
ケアンズではまった2週間分がきいている。
ま、なんとかなるか! 寝よう寝よう。
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9/16 Cairns〜Townsville
走行
370km
給油
Ingham???L 記録無し
燃費
???
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