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サザンクロスツーリング:第21話
 投稿日 2000年03月08日(水)23時00分

 

 

なんか春めいてきましたねぇ。花粉症で鼻水びんびんです。。
では、ティッシュを鼻に詰めながら、第21話いってみよう。

*********************

9/4 5:30起床。6:40ケアンズを出発。

出発って、どこに。
オーストラリア大陸最北端の岬、CapeYork先端を目指して北上だ。
おいおい、諦めたんじゃなかったのか。
そう、右往左往した後、一旦は完全に諦めたんだ。

でも昨日の晩、ケアンズの旅行者仲間で食事をした時、
世界中を旅しているという日本人のヨシ君に誘われ、
つい、明日行こう、なんてことになっちまった。
バイクは素人のヨシ君。だがさすが世界中を旅して、
このオーストラリアの永住権も所有しているヨシ君のこと、
ピンチの場合の切り抜け方はベテランさ。(と期待した)

ケアンズを出て1時間半、こないだ来たMt.Carbineまでやってきた。
前回のショートツーリングであれほど怖く感じた、人のいないジャングルも、
連れがいると頼もしい。
真っ直ぐな荒い舗装路がずーっと続く。時速120kmで快走快走。
こないだ怖くてUターンしたポイントを過ぎるとすぐ、
GravelRoadの標識が出た。ダートだ。
生まれて初めてのロングダートに、とうとう踏み入れた。

ダートといっても最初は真っ直ぐで固い路面が果てしなく続いた。
こないだ行ったDaintreeの粘土道よりずっと走りやすい。

この最北端ツーリングは荷物はフルではない。
ケアンズのホテルに不要なものを置いてきた。
といっても、予備のガソリン缶や修理道具など、超大サイズの
防水バッグはパンパンに膨れてリアシートに載っている。
やっぱり重いんだなーもう。

ヨシ君はXLR350に荷物も少ない。バイク素人といっても、
僕よりずっと軽快にダートを楽しんでいる。
ただし、キックスタートの中古のXLRは、一旦エンストすると、
大汗かくほどキックしないとエンジンがかからない。
ヨシ君のエンストのたびに、僕はゆっくり休めるのだ。

200kmぐらい行ったところからだんだんダートの質も悪くなり、
胃下垂になりそうな波状道路から、とうとう深い砂に変わった。
リムの半分ぐらいまで埋まる感じの赤い砂。埃のように細かい。
砂なんて走ったことないんだもん、どうすりゃいいかわからん。
俺にできるのは、ただひたすらアクセルを開けるのみなのだ。

途中ハンドルをとられ、怖くなってアクセルを戻してしまい、
たちまちスローダウン、転倒。
ヨシ君もスローダウンすれば俺と同じように砂にはまりそうになるので、
俺が転倒しても、そうそう止まってはくれない。それはお互い様。

生まれて初めて砂道走っている。こえ〜。
しかも、一度転倒すると、起こすときに足元が悪いんで、
なかなかうまく起こせず、無駄に疲労する。
何がダート天国だ。こりゃあ俺にとってはやっぱ地獄だ。

・・・続く

 

 

  (06.02.27一部リニューアル)
 

 

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