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サザンクロスツーリング:第34話
 投稿日 2001年03月22日(木)03時28分

 

 

9/20
ユースでゆっくり目覚めたが、なんとも体調が悪い。
風邪をひいたような感じ。バイクのキャブレターからも
何やら燃料が漏れていることだし、今日は出発しないで
バイク屋を捜して町を走ってみることにした。

HONDAと看板を掲げたバイク屋を見つけたので入って
みると、BUSYだから後で来てくれ、と言われ、
取り合ってくれなかった。チェーンの調整のネジが
なくなっていたので、それだけ購入して付けた。
シドニーを出発前に僕を指導してくれた中野渡さんも、
このネジはよく無くなるから予備を持っとくといい、
と言っていたので、もう2個ほど予備にもらった。
YAMAHAと掲げた店へ行ってみると、メーカーが違うから
修理できないの一点張り。ったく困ったもんだ。

ユースに戻ってのんびりしていたら、
日本人の女の子がユースにやってきた。1人旅のようだ。
これから鉱山のツアーに行くというので、なんとなく
つられてバイクで鉱山に出掛けてみた。彼女はバスだ。

鉱山のインフォメーションで、今日の飛び入り参加は
満員だと知った。仕方ない。そのまま町の展望台へ
行ってみた。地球の歩き方にも出ている世界のあちこち
を指す方向板があり、町もよく見渡せる。
いやいや本当にこの町は、砂漠の真ん中にぽつんと
ある煙突と鉱山の町だと分かる。

その後、なんとなく町をぶらぶらと走り回っていると、
Kマート(大手スーパー)を見つけたので、こないだ
なくしてしまった腕時計をあさる。買わなかったけど。

その後偶然博物館を見つけたので入ってみると、
あのツアーに行った女の子が居るではないか。
そのツアーの途中だそうだ。ふふ、俺も適当に走ってる
わりには、結構いいルートを来ているようだ。
博物館を2時頃まで見て、その後もう一度鉱山へ行って
みたが、入れてくれなかった。
一旦ユースに戻り、昼飯にインスタントラーメンを食べた。

午後はRACQ(日本で言うJAFみたいなとこ)に
PLENTY HWY(砂漠横断の厳しいルート)について
今の道路状況を聞きに行ってみた。
しかし、No Problem! という人あれば No good という人
ありで、結局は行ってみなけりゃわからないって感じ。
相変わらずこの国の人は呑気というか。とほほほ。

PLENTY HWY はオーストラリアの数あるダートルートの
中では比較的簡単に走破できると言われているけど、
もう冬も終わりかけなので、砂漠の気温は40度を優に
超えるということで、僕のような素人が踏み入れるなら
相当の覚悟が必要と思う。もしもってこともあるし、
やはり舗装のルートを進むことにする。
舗装のほうもルートとしてとても捨てがたいし。

そんなことをポワンと考えながら日が暮れた。
怠かった体調も大分良くなってきた。明日からの
キャンプ食の補充に、インスタントラーメンと
スープの素をユースの近くのスーパーで購入した。
夜はどーしてもチップスが食べたくなったので
町まで外出してみた。相変わらず夜は結構冷えて、
寝袋の上に毛布2枚かけないと寒いぐらいだった。
そう、こちらのユースは備え付けの布団はなく、
寝袋で寝るのだ。テントとあんま変わらないんだな。

*************************************************
9/20 Mt.Isa周遊
走行
 52km
給油
 5.70L(Mt.Isa)
シドニーから
 7932km
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  (06.02.24 一部リニューアル)
 

 

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