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サザンクロスツーリング:第26話
 投稿日 2000年07月06日(木)05時59分

 

 

今サザンクロスツーリングはオーストラリア最北端を走っていた頃に
ついて書いています。ここらへんは私個人的に非常に印象の深い毎日
だったため、個人の記録として1日単位で書いております。
なかなか話が先に進まず鬱陶しいですが、この最北端を脱してからは、
1日千キロ近く走行する日もあったりして、一気にスピードがあがる
んですが。

9/7 8時近くに起床。

昨夜は20時ごろ寝たので、うむむ随分と寝たもんだ。
出発しようと準備していると、ちょうどあのきれいなお姉さんが
掃除をしにやってきて、Good Bye Mite!と、ちょっと男性風に
声を掛けてくれた。こんな些細なことで元気が出るものだ。

オーストラリアではちょくちょくGood day miteと挨拶する。
グダイマイッと発音する。形式ばった場所ではない、特に田舎と
いうか、田舎だけではないのだが、スーツを着てする挨拶言葉では
ないのだが、オージー特有の気さくな挨拶言葉である。
いよーこんちわ! といった感じ。
How ya goin' mite(ハゥヤゴーインマイッ)などもよく使う。

さあ今日中にケアンズに帰ろう!もうこんなダートはまっぴらだ。
もちろん後で思うと、こんなに素晴らしいケープヨークの思い出は
オフロード初めての僕にとっては非常に貴重な経験だったのだが。

このLakelandDawnsはケアンズ方面へ戻る元来た道と、CookTown方面への
分かれ道の町だが、憧れていたCookTownも今回はやめ。
スローペースでケアンズ帰還を目指す。

写真を撮ったり景色のいいところで止まったりしながら進む。
道路も少しずつ舗装部分が断続的に現れてきた。
パーコーリバーで昼食にハンバーガーとコーラ。
なんか暗い感じのガソリンスタンドだった。

そこからちょっと進むと、もうオフロードともお別れ。
往復800km以上の長い長いオフロードがやっと終わった。
1回目にケープヨークに踏み入れたときは、オフロードの始まる
Mt.Carbineまで来ただけであんなに心細くて怖かったのに、
今日は、道に舗装が見えるってだけで、人間というか生き物という
ものを感じ、心強く思えてくるから不思議なもんだ。

Mossmanで給油。そういえばやけに燃費がいい。
確実に20km/L以上走っているぞ。
さあ、もうケアンズまで残すところあとたった80kmだ。
一気に帰れば慣れた町の慣れたベッドが待っている。

と、ふと変なことを思い出した。
ケアンズを出発する前夜、日本人仲間で食事をしたのだが、
その時の某Y氏との会話。
「阿久津君、ケープヨーク行くんだって!」
「ええ、ヨシ君が行くって言うんでついて行こうと思います」
「俺も5日後ぐらいに出るから先端か途中で会えるね!
 俺、夢だったんだぁケープヨーク。このために会社辞めて
 ここに来たんだよ。」
「そうなんですかぁ。じゃあ先端で一緒に最北端を楽しみましょうよ!」

なんて調子のいい会話をしていたんだ。
明日はYさんが出発すると思われる日。
あとで思えば気にすることじゃないのだが、妙に、今日帰って
結局先端まで行かなかった、と告げるのが悔しくて恥ずかしくて。
ケアンズを目の前にして、今日は付近のビーチでキャンプすることにした。
明日の夜は、もうYさんは旅立っているはずだ。
こんな俺って、なんだか見栄っぱりで、そのくせ気が小さいよなあ。。

というわけで、MoonRiverResortというキャラバンパークに、
ケアンズで知り合った日本人カップルが長期滞在しているのを思い出した
ので寄ってみる。やっぱりまだいた。
キャラバンカー(キャンピングカー)で旅するNさんは山梨県出身の
怒ると怖そうな、でも優しいお兄さん。女性のほうは、このNさんに
オーストラリアに来てからいわゆるナンパされて一緒に旅している。
ひっじょーにお綺麗な方で、博多弁の訛りが初々しいのだ。
結局何から何までお世話になり、なんと夕食は4ヶ月ぶりの天ぷらだ!
う〜ん次回機会があれば、僕もこのキャラバンカーで旅行してみたい。
150万円で買っても100万円で売れるらしいので、実質バイクと変わらない
費用で旅行ができる。ま、燃費は悪いが。

*************************************************
9/6 LakelandDowns〜MoonRiverRizort
走行
 249km
給油
 12.5L(Mossman)
燃費
 約22.0km/L
*************************************************

 

 

  (06.02.27一部リニューアル)
 

 

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