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サザンクロスツーリング:番外編その2
 投稿日 1999年12月06日(月)05時09分

 

 

大陸1週ツーリングとは少し離れた話題をお送りする番外編シリーズ第2段。
(段というほどのこともありませんが)
オーストラリアに到着した日の日記から抜粋してみました。

*******************************

オーストラリア初日

なんともはや、やっとこさシドニーに着いた。(番外編1参照)

と安心する暇もないのだ。着いたといっても、ここがシドニーの
空港だということだけが紛れもない事実であり、その他のことは
実はほとんど調べてきていない。

成田空港が東京からすごく離れているように、
シドニーの空港も市街地から離れているのだろうか。
俺はそんなことも知らないんだな、と感心?した。

ん〜どうしよう。どこに泊まればいいんだろう。
いやそれ以前に、今日は何をしよう。まだ朝の9時だ。

見渡すとCITYと書いた黄色いバスが走っているではないか。
さすが俺。よくぞ見つけた。目の付け所が素晴らしい。
初日にして、鋭い判断能力が備わってきたようだ。
$3.00と出ている。安いもんだ。とうことは、CITYはそれほど
遠くないはず。お、推察能力まで加わっている。
初めての外国ったって余裕さ。俺はどこでだって生きていける。。。

なんて日記に書いてみたが、市街地行きのバスを見つけただけなのだ。
いざ乗ってみた。郊外の朝の中を進む黄色いバス。乗客は数人。
20分ぐらいするとバスも混んできて、高いビルやヨーロッパ風の
偉そうな建物がたくさん見えてきた。おお、これがシドニーか!
はて、どこで降りればいいんだろう? ここはどこだ?

まごまごしてたら、どうやら終点まで来てしまった。
バスを降りて人の流れについていく。ここは港のようだ。
桟橋らしきほうに近づくと、わっと景色がひらけた。
どこかで見たことあるような建物が見える。
ん?あれ見たことある・・・でも思い出せない。
思い出せば、今どこにいるのか見当がつくかもしれないのに。

っと、やっとひらめいた。ガイドブックを見ればいんじゃんか。
さすが俺。目の付け所が、、、まあそれはいいか。
しかし考えてみると、ほぼ初めてガイドブック(地球の歩き方)を開いた。
日本にいる間は、バタバタしていて何にも調べなかったもんな。

いきなり表紙の裏にその建物が出ていた。
おお!ここに出てるじゃんか! あの有名なオペラハウスだ!
といっても俺は知らなかったのだが。

なんとか落ち着きを取り戻したので、
というか、ガイドを見るという必殺技に気付いたお陰で、
そこからは日本語の通じる案内所を訪ねてみることにした。
乗り物の乗り方がわからないので、ずっと徒歩。

YMCAのオフィス(日本語OK)で宿を紹介してもらう。
WhiteHousePravateHotelという長期滞在者向けのホテルだ。
1週間で$80(夕食込み)=約7200円/週ということになる。
日本で暮らすよりよっぽど安い。

教えてもらった通りにセントラルパークからバスに乗った。
市街から約30分、海沿いのCoogeeという町でバスを降りるのだが、
アナウンスもないし、仮にあったとしても聞き取れるわけがない。
結局また終点まで来てしまった。
すると、そこがCoogeeだった。ふふ、バスに関しては完璧だ。
教訓:わからなかったら終点まで乗ろう。なんだそりゃ。

さんざん迷い歩いた挙げ句やっとホテルを見つけた。
普通の家と変わらない大きさの白い建物、いわば民宿。
泊まりたい、と告げると、ケンケン話す白人の奥さんが
応対してくれた。でも何だか怒られてるような感じで、
しかも何言ってるのかわからない。

僕がオドオドしていると奥さんは2階に向かって何か叫んだ。
するとなんと日本人が降りてきて通訳してくれた。
なんともラッキー、と思ったら数人の日本人が出てきた。
まったく偶然なのだが、ホワイトハウスというこのホテル、
それなりに日本人ウケのいい有名な安ホテルのようで、
長期滞在者が10人ぐらい暮らしていた。
バイク雑誌等で有名な「こいのぼりY子さん」などとも
このホテルをきっかけに出会うことができたのだ。

そのまま約2ヶ月間、初めてだらけの海外生活をここで過ごした。
そしてこのホテルで知り合った親切な日本人達のお陰で、
無事にオートバイを買い、大陸1週の旅に出ることができたのだ。
 

 

  (06.03.04 収録)
 

 

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