やっとこさThreeWaysに到着。
FlyingDoctorの看板がある。救急車ならぬ救急飛行機のことだ。
飛んできて往診してくれるらしい。大陸ならではだ。
1区間進んだだけなのに既に200km。ちょこっと休憩。
ここは南、北、そして自分が進んできた東へ延びる
3つの道が集まる地点。それでThreeWaysというのだろう。
南北に延びているのが大陸のど真ん中を両断するStuartHighway。
南北3000kmを貫く大陸縦断道路。有名なソーラーカーレースの
コースに使われている道。
東海岸から1000km以上真西に進んできたけど、
思えばこの1000km、地図なんて要らなかった。
ずっと1本道だもの。久々の交差点で久々に地図を見る。
ここから進路を南へスチュアートハイウェイに入る。
大陸1周するにはThreeWaysから北方向なのだが、
ここで一旦南へ数100km下がり、
大陸ど真ん中の町AliceSpringsやエラーズロックを訪れ、
またThreeWaysに戻ってくることにする。
今日はすこぶる調子がいい。TennantCreek、BarrowCreek、
TiTreeと立て続けに給油しながら走り続ける。
TiTreeの手前ではハイウェイをとろとろ走るオンボロ車を発見。
見覚えがある。ケアンズのSIESTAホテルで一緒だった日本人の車だ。
彼は3日以上先行してケアンズを出ている。追いついちゃった。
バイクは速いんだぞ、と言わんばかりに抜き去った。
すぐ次のTiTreeで給油中に彼らが追いついてきて再会。
お互い「おお〜生きてたか〜!」と声を掛け合う。
まじで1リットル近いコーラを飲み干す。それにしても暑い。
アボリジニ達がジロジロとこちらを見ている。
独特の顔、肌、雰囲気。正直、おんなじ人種ばっかり見て
育ってきた日本人の僕にとっては、やっぱり怖い。。
内陸は本当にアボリジニが多い。
どこのペトロールステーションにも大抵数人が溜まっている。
何にもない平原の木陰にも、ときたま黒い彼らの姿を見かける。
こう言っては失礼だが、ぼろぼろで汚い衣服を着た、
まるで始め人間みたい、っていう人達がたくさんいる。
ま、汚いかどうかは自分の文化での価値観なので、
決して彼らは汚くないのかもしれない。
TiTreeを出て間もなく、Mt.Isaで行こうかどうか迷った
PlentyHWYの反対側の出口があった。遠くをのぞくと荒れた
様子が見え、あーやっぱ通らなくてよかった、と思った。
それにしてもNorthernTerritoryは暇である。
ヘビ、トカゲ、牛、カンガルーにロードトレインと砂漠。
それ以外何にも無い。昼は死ぬほど暑く夜は寒い。
結局BarklyHomestaedからAliceSpringsまで
一気に700km以上を走り切ってしまった。なーんにも無い中、
ひたすら何時間もアクセルを開け続けて、どこまでも続く
地平線のそのまた向こう側を目指して走ってきた1日だった。
アクセル開けっ放しで固定なので右手だけがとても疲れている。
AliceSpingsはユースに泊まることにした。
日本人数人を含めていい人ばかりの感じのいいユース。
Mt.Isaもそうだったが、内陸としては大きな町とはいっても、
やはりAliceの町はとても小さくとても寂しい。
相変わらず星がきれいで静かな夜なのだ。
今夜もビールを飲んで12時頃寝る。寒い。
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9/22 BarklyHomestead〜AliceSprings
走行
730km
給油
11.9L(TennantCreek)
10.0L(BarrowCreek)
5.4L(TiTree)
9.5L(AliceSprings)
シドニーから
9116km
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