ケアンズ滞在数日を経ても、まーだ悩んでいたのだ。
オーストラリア最北端の岬 CapeYork に行ってみたい。
先端の向こうはもうパプアニューギニア。
CapeYork を走るためにオーストラリアに来るライダーもいるという
ロングダート・・・それが俺にはやばいんだなあ。
バイクじゃ技術が伴わないし、4WDは25歳以下は借りられない。
冒険ツアーもあるが、700〜900ドルもして、ちと手が出ない。。。
はぁ〜。。。
とりあえずもう少しバイクがうまくなってからもう一度ケアンズに
戻って来るとして、今回は CapeYork の入口だけでも見てみよう。
ということで、ケアンズをベースに日帰りショートツーリングに出かけた。
8/30 ケアンズからの1回目のショートツーリング
ケアンズから CapeYork 入口までは大きく2ルートある。
内陸の道と海沿いの道。
それぞれの道は CapeYork の途中で合流し、先端までは1本道。
海沿いの道を選びどんどん北上する。
冬と言ってもここは亜熱帯。暑くて蒸し蒸しだが、
空荷だからバイクも体も、そしてなぜか心も軽い軽い。
道はくねくねとしたシーサイドラインだ。
日本でバイクに乗ったことのない僕にとっては、
ワインディングロードは初めて。ほ〜、カーブって面白い!
思えば、ず〜〜っと真っ直ぐしか走ったことないもんなあ。
100kmちょっと行くと Daintree というところで、
ワニの出そうな大きな河にぶつかった。げー橋がない!
と思ったらすぐ脇に渡し舟がある。バイクと人で$2なり。
川向こうから道はダートに変わった。粘土質でぬるぬるの道である。
CowBay という寂しいビーチまで行ったところで、前輪がとられて
転びそうになる。。。怖いのであっさり引き返すことにした。
戻り道、相変わらずの粘土路をおっかなびっくり走っていると、
白人の女性がジャングルの中から出てきて手を振っている。
こんなジャングルの中で何してたんだか。
後ろに乗せてくれと言う。
白人旅行者達には、バイクでもヒッチハイクの対象なのだ。
なかなかの美しい女性だったので、乗せてあげることにした。
それにしても、タンデム無経験なんだよ!
この滑る道で、生まれて初めての2人乗りだ。
お姉ちゃんもさぞ怖かったろう。数キロ走った森の中で降りたいと言う。
こんなとこで降りて何すんだか。まあいいか。
彼女を降ろし、なんとか渡し舟のところまで戻ってきた。
ここまで来れば、あとは舗装路だ。
こないだ Ingham で声をかけてきたおじさんも言ってたが、
CapeYork の先端は無理でも、どうしてもこの先の CookTown までは
行ってみたいなあ。あのキャプテンクックが上陸したという町だ。
よし、もう1度挑戦しに来よう。今日はもう夕方なのでとりあえず帰還だ。
帰り道は遠く感じる。
ケアンズまでたった150km。1時間半の道のりが、妙に遠かった。
・・・続く
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8/30 CAIRNS〜CowBay〜CAIRNS
走行
363km
給油
11.0L(CAIRNS)、20.2L(CAIRNS)
燃費
約20.1km/L
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