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サザンクロスツーリング:第36話
 投稿日 2001年04月11日(水)03時35分

 

 

でも不思議とあまり眠くはならず、それでもやはり
お尻は痛く、すごーく暑く、カンガルーの死体は臭く、
本当に長くてじれったい80km/h以下で進む300kmだった。
午後4時半やっとBarklyHomestead着。
省燃費走行の効果抜群。なんと27.8km/Lを記録!
むむむ良いバイクだ。予備タンク捨てようかな。
それにしてもこの区間1台もバイクを見なかった。
やはりここを走るバイクは少ないのかな。

そういえば州境を越えて時差があるんだった。
30分時計を戻すと、、まだ4時じゃんか。
うわぁこういうのって初めて。
1日が24時間以上ある変な感じ。

さっき抜いて行ったキャンピングカーがまだいて
おじさんが声をかけてきた。
「さっきはあんなにゆっくり走っているから故障
 してるのかと思ったけど、燃料を節約するため
 にゆっくりだったんだな?」
「そうです。お陰で十分足りました。もっと飛ばせば
 おじさんにも抜かされなかったのにな」
「俺のもあれ以上は飛ばせないからな。リッター3km
 しか走らないんだ。わーっはっはっはっは」

そう言ったって、後ろにキャンピングトレーラー
引っ張っていながら十分140km以上出てたはず。
あれ以上飛ばさなくていいって。

「それはそうとお前は日本人だろ?」
「Yes」
「なんで日本人はこんな何にも無い所をわざわざ
 オートバイなんかで走るんだい?暑いだろ?」
「う〜ん暑いのは辛いけど、日本人はこんな広い所
 見たことないから感動するんですよ」
「ほーそんなもんかな。
 俺にはクレイジーとしか思えないわ。
 わーっはっはっはっは」

いかにもオージーって感じの半ズボンに半袖Yシャツ
の腹の出たおじさんだった。

と、まだまだ日が高かったがこの先はまた200km以上
何も無いので今日はここまでにする。暑い暑いテント
サイト$2.50にテントを張りビールを1本飲んだ。うまい。
毎食インスタントラーメンと白飯ばかり食べているが、
なんかこれが最高にうまい。

日が暮れてくると大分涼しくなってきた。
昼間は40度越えそうなのに、夜は一気に気温が下がり
長袖でないといられない。やはり寒い内陸の夜だ。

ここBarklyHomesteadは、草砂漠の真ん中に自家発電の
ガソリンスタンドがぽつんと1軒あるだけ。
西部劇で見たことのある水汲み用風車がまばらに立っている。
行き交う車のOASISのようなところで、
長距離バスやロードトレインはみんな寄っていくし、
キャラバンカーの給油ラッシュになったりしている。
夜は24時間ガソリンスタンドが開いているようで、
夜中2時に目が覚めると、明かりがこうこうと灯いていた。
最近この暑さの中で、初めてビールの味を覚えた気がする。
今までおいしいと思って飲んだことなかったのに、
暑い中走り終えてビールを飲むとな〜んかおいしい。

ああそれにしても広い内陸。
次のアリススプリングスまでまだあと700km以上か。

*************************************************
9/21 Mt.Isa〜BarklyHomestead
走行
 454km
給油
 10.7L(Comooweal)
 9.5L(BarklyHomeatead)
シドニーから
 8386km
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  06.02.24 一部リニューアル
 

 

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