Monthly Archive: 7月 1999

サザンクロスツーリング:第04話

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・・・旅の続き。

ファームステイ先がわからず、できない英語で電話してみた。 予想通り何を言っているのか全然わからなかったのだが、 とにかくGoulBurnにいることと、 迎えに来てくれ、ってことは伝わったようで、 30分ぐらいしてお姉さんが迎えに来てくれた。 既に夜道だったが、先導の車についてファームへ。 夕食はメキシコ料理。 暖炉の前でファームの人とした雑談が楽しかった。 もちろん半分も理解していないのだが。 大陸北部の、無給油区間が500km以上になる場所について、 詳しく教えてもらうことができた。 余裕をみるとすれば、予備のジェリ缶10Lは必要だなあ。

朝起きると外は氷点下。 内陸の秋(冬)は非常に気温が下がる。 やはりその海沿いと内陸の差は日本とは比較にならない。 何で昼と夜の気温差が25度もあるんだー。おかしくなってくる。

寒さで体がガチガチだったが、シドニーに向けたハイウェイを 昨日と反対方向にひたすら走り、自分にとって初めてのツーリングはなんとか無事に終了した。

初めて乗った乗り物で初めて走った外国の道、 よくもまあ何ともなく終えたものだが、 シドニーに帰った夜は、緊張が急に解けたのか、 全然食事が喉を通らなくて、高揚した気分がしばらく続いた。 このGoulBurn~シドニー間を、思い出の道として、 半年後にまた走ることになるとは、この時は予想もしなかった。

さて、こうしたミニツーリングを幾度か重ね、 次第にバイクにも慣れ、キャンプ用品などの調達も済み、 大陸1周へと旅立つ決意が高まってきた。 大陸北部は雨期(夏)の間は通行困難になるため、 冬の間に北部を通過できるよう、半時計周りで行くことに。

7/21僕のバイク初心者ぶりを心配してくれている日本人の仲間に 見送られながら、2ヶ月間住み慣れたシドニーを出発するのです。 正直言って出発したくなかった。やっと緊張せずに生活できるぐらいに 慣れてきて、楽しむ余裕ができたのに、 また緊張の連続に突入するのは、なんだか気が重い。

でも、行かなきゃ。そのために来たんだもん。 さあ出発だ。このときオドメータは1380km。
では、またの機会に。。。
  
 (06.03.03一部リニューアル) 
投稿日 1999年07月29日(木)00時00分

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サザンクロスツーリング:第03話

 

このところ忙しくてなかなか書き込みもできず失礼しております。松本さんもこんばんわ!
さて、とりとめもなく前回の続きを。いつまで続くかわかりませんが(笑)
シドニーでバイクを手に入れた私は、 せめて立ちゴケせず普通に走れるようになるために、 日帰りで行ける近郊の街などへのショートツーリングをして、 少しでもバイクに慣れる練習を続けました。しかし前途多難。
初めてのショートツーリング。
オーストラリア(シドニー)に来たのが5/21、 バイクを何とか買ったのが6/28、 そしてそのすぐ翌6/29、始めてのショートツーリングに 早速出掛けた。バイクを受け取った翌日である。少しは実物のバイクを もうちょっと観察するとか、そんなこと全然頭になかったのである。 ちょっと焦っていたのだ。とにかく早く乗れるようになりたかった。
行き先はオーストリアの首都キャンベラ、 のはずだったが、その途中にあるGoulburnという街で 体験ファームステイ(1泊のみ)をやっているところが あるのを知ったので、そこまでの1泊2日ということで出発した。
バイクのことなんてよくわからなかった僕は、 新車の慣らしなんて知らないのだ。 周りの車のペースにあおられて無我夢中で走った。 するとそこはやはりオーストラリア郊外、広いわ空いてるわ、 いきなり140km/hで走っていた。 ずっと後になって、別に慣らしも何もしなくても別になんとも ないもんだな、なんて呑気なこと考えたのだが、やっぱ慣らしは 必要だったのだろうか。まあ、その頃の僕にはそんなこと どうでもよかった。なんせ知らぬが仏とはよく言ったものだ。
初めて走るオーストラリアの郊外。道端には車にひかれた カンガルーの死骸がたくさん転がっている。 バーストしたと思われるトレーラーのタイヤ片も多かった。 ハイウェイを走る大型トレーラーの速いこと速いこと。
シドニーからGoulburnまで約250km。 この国でこの距離は、下手すりゃ軽い買い物程度と 思っている人も多いぐらいの距離感覚なのだが、 初めてバイクに乗る僕にとっては結構果てしない道に感じた。
シドニーから100kmぐらい来たところで、 急にプスンプスンとエンジンが止まりかける。 なんだなんだ。僕には全くわからない。 まじー。新車でも故障するん?!! いやいや、そうそう故障するもんじゃありません。
そうです、単純なガス欠。新車で買って、 ろくに燃料入れずに郊外に飛び出したのでもう空だった。 へーえ、リザーブってのがあるんだ、なんてその場で 感心したりしている。 オーストラリアの東海岸にあたる地域は、 無給油区間は長くても100kmぐらいなのだが、 北部や西部では、最長で500~1000kmぐらいの 無給油区間もあり、気温は昼50度、夜氷点下という ところもある。
こんな街の近く(といっても周りは地平線しか見えなかったが)で、 ガス欠しているようじゃ、こりゃ大陸1周ツーリングにはまだまだ 出られないぞ。知識の上でも修行しないと命に関わる。
さてシドニーから250km。目的地のGoulburnに着く。 でも、ステイ先のファームがどこにあるのか全然わからない。 なんとか見つけなきゃ。
すいません長文になってしまいましたね。またの機会に続く・・・

投稿日 1999年07月27日(火)04時00分 
 (06.03.03一部リニューアル)

 

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サザンクロスツーリング:第02話

阿久津本人です。 うめさんアネさんATXさん、早速見てくだすってありがとうございます。

本掲示板、とりあえず阿久津個人ネタにてOPENした運びとなっておりますが、 あまりこだわらずに御意見などどんどん書き込んでくださいませ。どうぞよろしくお願いします。

とりあえず・・・前回より続き(私がバイクに乗り始めたきっかけ)大学を休学しオーストラリアのシドニーに渡った私は、 いきなり壁にぶち当たりました。すでにバイクで大陸1周を終えたNさん(日本人)に出会い、 「自転車じゃ2年ぐらいかかっちゃうよ」と知らされるのです。 げげ!・・まったくもって無計画野郎とは私のことで、 ここまできて急遽、自転車での大陸1周を諦めることに。。

そう、ここでバイクと巡り合います。「バイクでなら1年で十分なんとかなるよ」  そう教わった私は、現地で知り合った日本人に運転を習い、現地で免許を取得し、 突然の予定変更に伴う資金不足を親に告げ、情けなくも日本からお金を送ってもらい、 心もとない運転技術のまま、トランザルプ600を手に入れたのです。 納車時にバイク屋から出るときに、いきなり立ちゴケをかますという初心者ぶりです。

英語も全くNGのため、渡豪してからバイクを所有するのに約1ヶ月かかりました。 全く若さに任せた無計画ぶりでした。当時21歳。 バイクを手に入れた私は、とりあえずバイクの運転と、英語や生活習慣に慣れるため、 その後の大陸1周ツーリングに出掛けるまでのさらに約1ヶ月間、シドニー生活を続けるのです。それが私がバイクに乗り始めたきっかけです。こんなんで返答になっているかしら。>竹内さま。 では!

(06.03.03一部リニューアル)

投稿日 1999年07月19日(月)00時53分

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サザンクロスツーリング:第01話

自分のことを書き込む掲示板なんて緊張しますね! 個人的な日記と思って書き始めますので、くだらなくても怒らないでください(笑)。竹内さんの質問にお答えして

A1. バイクに乗り始めたきっかけ。。。   今から約10年前、当時私は自転車青年でした。 学生時代はいわゆる「チャリダー」として日本中を走り回ることを青春と思い込み、 若さに任せてペダルを漕いでいました。 そんな頃、本屋で立ち読みしたあるチャリダーの旅行記をきっかけに、 1年間かけて自転車でオーストラリア1周することを決意しました。 大学を休学しオーストラリアのシドニーに渡った私は、いきなり壁にぶち当たります。 と、ここまで書いて、まだバイクに乗り始めたきっかけは出てこないのですが、 長くなったので、とりあえずこんなところで失礼します。

次回に続く・・・

(06.03.03 一部リニューアル)

(16.08.22 一部リニューアル)

投稿日 1999年07月16日(金)03時11分

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