■新型アフリカツイン 試乗レポート
『XRVオーナーは、新型にアフリカツインの夢を見るか?』【8】
新型アフリカツインの発売日を記念して、もう一本上げちゃいましょう!
『新型のココを是非見てほしい!【その3】』
今回国内仕様としてデリバリーが開始されるカラーリングは3色。
ダカールチャレンジの象徴としての『ヴィクトリーレッド(CRFカラー)』。
都会的なシックで落ち着きのある『デジタルシルバーメタリック』。
そしてもう1色が『パールグレアホワイト(トリコロール)』です。
中でも、『CRFカラー』と『トリコロール』は、今回のアフリカツインブランド再興における象徴的なカラーリングであり、特に『トリコロール』については並々ならぬ思い入れを持ってカラーリング決定がなされたそうです。
今回の試乗会における紅一点のカラーリングデザイナーに、「今回の『トリコロール』ですが、『RD03』とは色味が違いますよね。」と伺ったところ、
「『アフリカツイン』においては、『トリコロール』はやはり特別な意味を持つ色。今回のブランド再興においては、絶対にこの色は外せませんでした。15年の時を経て復活するアフリカツインですから、やはりカラーリングにも上質感が欲しかった。なので、ベースのホワイトはパール塗装としています。あわせて『トリコロール』の配色を以前よりも濃いものとすることで、ベースカラーとのバランスと落ち着き感を出しています。」とのこと。
さらに話は続きます。
「『トリコロール』の車体色にもう一つ欠かせないものがあって、それがゴールドのハンドルバーとホイール。生産性だけ考えたら他の2色と同じくブラックで統一したほうが良いんですが、ここだけは絶対譲れない!ということで採用してもらいました!」
嗚呼、なんという『アフリカ愛』でしょう!(ToT)
我々のココロのツボをとても分かっていらっしゃることに、感動せずにはいられません。
また、車体デザインを担当された方にも話を伺いましたが、「2眼式のヘッドライトはもちろん、この角度から見たときのタンクの膨らみこそが、アフリカツインのアイデンティティーである。」と。
これまた、泣かせる話じゃないですか。(ToT)
エンジンや車体はもちろん、デザインまでも。アフリカツインの進化において、絶対に忘れてはならないのは『アフリカツインらしさ』であると、開発陣の誰もが言い切っていたのがとても印象的でした。
この試乗会で、何度か本気で泣きそうになったのは、ここだけのハナシにしておいてください。
2016/02/22 23:30
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