「新型のココを是非見てほしい!【その5】」- 新型試乗レポート【10】


■新型アフリカツイン 試乗レポート
  『XRVオーナーは、新型にアフリカツインの夢を見るか?』【最終回】

no11

すでに、全国のドリーム店を中心に、展示車・試乗車が配備されてきているようです。なので、この試乗レポートも今回で終わりとさせていただきます。
素人の拙い駄文ゆえ、読みづらいことも多かったと思います。改めてお詫び申し上げるとともに、最後までお付き合いいただきましたことを重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

皆様のおかげで、ここ『日刊アフリカツイン』のFBページも大変な盛り上がりを見せております。その盛り上がりに便乗する形で、最後に一つ皆様に提案があります。

先日、今回の新型アフリカツインの開発者のお一方から、ある相談を受けました。
あくまでも「アフリカツインを愛する一人」としての提案でありお願いとして、です。

それは、
「アフリカツイン同士ですれ違った際に、
  手をあげるなどの合図=挨拶をして欲しい」
ということ。

皆様も昔ツーリングなど出先で、すれ違いざまに『ピースサイン』などで挨拶を交わした経験をお持ちの方も多いと思います。今でも夏の北海道では良く見られるシーンではありますが、それ以外ではほとんどお目にかからなくなりました。

その方が、市場調査のためにBMW R1200GS ADVに乗って『BMW Mottrad-Day』というイベントに参加した時のこと。すれ違うBMWユーザーが次から次へと手を挙げて挨拶をしてくれたことがとても感動的であり、暖かい気持ちになることができたそうです。
一つには、BMWの持つブランド力というのもあるかもしれません。しかしそれ以上に、オーナーによる相手への思いやりや愛を感じ、それがとても印象的であったと。

そしてこの機会に、自身の愛する『アフリカツイン』においても、そのブランドとオーナー同士の連体感を強め、今後も絶やさぬようにしていけたら、こんなに素晴らしいことはないと考えておられるようです。

昔からバイクとツーリングを愛するライダー同士が、無言で取り交わしたコミュニケーションの形。
それを今、アフリカツインオーナー同士が実践することで、『アフリカツイン』というブランド力の向上と、我々が率先して行うことでライダーのマナーアップに繋がれば、と考える次第です。

誤解を恐れずに言えば、『アフリカツイン』は少々趣味性の強いバイクではないかと考えます。
一目でわかるほどの愛嬌のあるフロントマスクと、威風堂々とした出で立ちが、このバイクのアイデンティティーでもあります。
そして、前から向かってくれば、思わず笑みがこぼれてしまうのは自分だけでは無いでしょう。
その相手への想いを、次は少しばかりのアクションで相手に伝えてみませんか?

ちなみに、ホンダの最近のコミュニケーションメッセージである「バイクが、好きだ。」のアクションとして、手のひらを相手に向けて親指を人差し指を立てる『Lサイン』というものがあるそうですよ。(^_^)
ピースサインはもちろん、手を挙げるだけでも良いと思います。

名車であるXRVも、新しいCRFも、みんな『アフリカツイン』であり、そのオーナーはそれを愛する『仲間』です。
そして、その『仲間』同士の繋がりを確かなものにするアクションとして、今回の新型デビューをきっかけにしていければとステキだと思っています。

柄にもなく、少々真面目な話で申し訳ありません。m(_ _)m
最後に、その方の言葉です。

「ツーリングですれ違ったアフリカツイン、街中ですれ違ったアフリカツイン、通勤でいつもすれ違うアフリカツイン。色々な場面があると思います。
旧型、新型問わず、挨拶を交わす事でアフリカツイン愛をもっと盛り上げたいのです。
そして、そのムーブメントはアフリカツインだけでなく、バイク全体に広がればなお良いと思っております。」

その想いは、アフリカツインを、そしてバイクを愛する我々と同じ気持ち。
もしご共感いただければ、明日からすれ違うアフリカツインを探すのが楽しく、そして嬉しいものになるかもしれません。
みんながアフリカツインで笑顔になる、そうなることをその方も自分も、心から願ってやみません。

(終)
2016/02/26 23:35

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