自らのHP更新ののほったらかし具合を反省した彼は妙案を思いついた。
「携帯カメラで撮影して送信すれば手軽に更新が出来るに違いない。画素数少ないから画質がアレだけどまぁいっか。」
なぜ更新内容を撮影してわざわざそれをUPするのか?周囲の声を聞き流しながら彼は更新していった。
次の更新はどうなるのか?電池はいつまで持つのか?。
間違えて送信した相手の女性とは。毎晩11時に5回コールして切るその番号は?
パケットの向こうからかすかに届いてくる彼女の心を彼は探し回った。
連続IT恋愛小説「家族割に、入りませんか。」
〜パケットをつかみ取れ!〜
幻冬社から出版予定。